Tange industry, the diary of the representative.

3月になりました。暦の上では春本番を迎えます。 近くを歩けば、ヒバリが空高く舞い、心地よいさえずりを響かせる季節となりました。日ごとに暖かさを増す光景に春の訪れを実感いたします。
かつての年度末といえば、予算の関係で工期に追われる現場が溢れ、騒然としていたものでした。働き方改革が施行され、表面的な慌ただしさは落ち着きを見せているのかもしれません。しかし、作業時間が削られる中で、形式的な会議や書類作成ばかりが残り、現場の「生産性」や「質」、そして最も大切な「日本人としての仕事の向き合い方」が置き去りにされていないでしょうか。また、せっかくDXで作業を簡素化したはずなのに、空いた所にまた別の『肉付け』をして、結局現場に新たな負担を強いていないか。
安全についても、私たちは大きな矛盾の中にいます。2022年から義務化されたフルハーネス型墜落制止用器具。この法整備の根拠には、欧米のISO(国際標準化機構)規格に追随するという名目がありました。しかし、ここには看過できない欺瞞があります。
欧米の広大な作業環境を前提とした規格を、日本の現場環境に一律にそのまま持ち込めば、物理的に機能しないことは明白です。「高さ5m以上」という義務化の基準も、標準的なランヤードの特性を考えれば、地面に激突するリスクを回避できません。
墜落事故を調べてみると事故の多くは、器具の形式以前に、使っていなかったことが原因です。
「なぜ、5mなのか」「誰が、現場の何を見てこの数値を決めたのか」。欧米のどこをどう基準にしたのか、その実務的な整合性を十分に検証せぬまま、国際基準という権威を盾に現場を型にはめていく・・・。ネット上でも疑問の声が上がらないこと自体に、「不気味な空気」さえ感じます。
これから建設業界でもDX化がさらに進んでいきます。効率化できる事務作業は大胆に簡素化すべきですが、決して簡素化してはならないものがあります。それは、現場の変化点に気づく「有意注意」であり、仲間と密に取る「報連相」であり、そして何より、共に働く仲間を思いやる「利他の心」です。
技術や法規制がどれほど先行しても、最後に命を守るのは、道具ではなく「人間の意識」です。私たちは実務に即した「本当に正しい安全」を見極める眼を養い、心を高めていかなければなりません。
今月は「建設業年度末労働災害防止強調月間」です。 当たり前といわれる日々に感謝の心を持ち、社員と共に、無事故・無災害、重大事故ゼロを目指して精進して参ります。
最後になりますが、各地の災害で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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