Tange industry, the diary of the representative.

7月になりました。2026年も折り返しとなりました。気象予報によると今年の関東地方の梅雨明けは今月中旬ごろと見込まれており、その後の気温においても平年よりも高くなるという猛暑の予想となっています。振り返ると6月も梅雨の晴れ間は高温になるかと思われたのですが、東寄りの海風が吹き込んでくれたおかげで、私たちの地域ではそれほど高温にならずに済みました。しかし、これから、このままの状態で梅雨が明け、暑さになれていない状態で強烈な日差しと高温に晒されれば、身体にかかる負担は相当なものになります。熱中症に対しては、より一層注意が必要です。私たちの職場は建設業です。服装にも配慮し熱中症は避けなければいけません。思い返せば、弊社でファン付きの空調服を導入し始めた頃、なんて画期的な服だと思いましたが、当時は確か、バッテリーは9V程度だったと思います。それでも十分に涼しく感じました。しかし、いまやバッテリーは24Vが当たり前となり、最新のものでは30Vという超ハイパワーなものまで登場しています。かつてのように、気温が30~34度あたりであれば、汗を蒸発させて気化熱で弱い風でも涼しくすることができたのでしょうが、近年の猛暑では35度越えは当たり前で、時には40度に近い酷暑となります。直射日光の下、かつての感覚で生ぬるい風を送りこんでも熱風を浴びるだけになってしまうため、強力な風が必要不可欠となり、バッテリーもハイパワー化しているのでしょう。こうした気候の変化を考えると、空調服はもはや個人の快適グッズではなく保護具と同じ扱いで考えなければいけません。暑さに耐性がある人は別にしても、そうでなければ事業所で保護具と同等に扱わないと作業員が命の危険に晒されることになってしまいます。それほどまでに日本の夏は大変危険な夏になってしまいました。
私個人の感覚としても、今後、夏の気温がかつてのように下がるとは到底考えられません。 現在のニュースに目を向けると、本来は冷涼な気候であるはずのヨーロッパ、フランスなどでは、経験のない記録的な高温により学校が臨時休校になるなど、大変な事態に陥っています。エアコンが普及していない地域ゆえに、まさに命を脅かすほどの危機が迫っていると報じられています。地球全体の環境が、明らかに昔とは違ってきているのです。
さらに言えば、ヨーロッパでも今後さらに気温が上がっていくと予想される中、命を守るためにエアコンを普及させるとなれば、莫大な電力が必要になります。そうなると、これまで世界が必死に進めてきた温室効果ガスの削減とどう折り合いをつけ、どのような舵取りをしていくのか、非常に心配なところでもあります。
昔はこれくらい平気だった、これまでは大丈夫だった、という過去の経験則は、今の時代、そしてこれからの世界には通用しません。 空調服が30Vへと進化したように、私たち人間も今の気候は昔と違うという前提に立ち、有意注意の意識を持ってお互いの体調に目を配り、利他の心を持ってこの危険な夏を一生懸命作業に従事してくれている社員と共に乗り切っていき、無事故無災害、重大事故ゼロ、有意注意で作業に取組み、社員との報連相は密にとり、技術だけが先行して人間力が置いてきぼりにならないように利他の心をもって精進して参ります。
最後になりますが、今なお困難な状況にある被災地の皆様、そして戦禍に苦しむ方々に心よりお見舞い申し上げ、一日も早い平穏を祈念いたします 。
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